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私立BL妄想学園高等部~鬼塚隼人・日常=非日常(7)

「逆。……覚えてないのか?」
「あ? 逆? ……あそ。覚えてねーな勿体ねーなぁ」

それでも腕の中の悦朗が現実だと教えてくれる。おまえが覚えていようが忘れてしまおうが、既成事実が消えるわけじゃない。

「…っ、まぁいい。熱は……下がったな」

言いながらオレの中心を握る手が恨めしい。その手から逃げ、悦朗の額に掌を当てる。まぁ昨日は適度に汗もかいたことだ。

「熱? 俺熱あったんだ。ふーん……。今何時? 学校は?」
「かなり熱かった。学校、行くのか?もうすぐHR始まる頃だな」
「行くっしょフツウに。お前も行くだろ?」

熱のことすら覚えていないらしい悦朗は、昨夜のうちに整えておいた制服を身に付け始める。その姿をぼんやりとベッドの中から眺め、少し身体が重いことに気付く。重いというか、だるい。

「………昼から行く」
「え? 珍しいな。じゃあ俺行くな」

扉の向こうへ消えた背中を見送り、枕に熱っぽい顔を埋める。目に入るのはいつも通り、昨日の朝と変わらない日常。

たぶん、悦朗も変わらない。それでもいい。

お互い適当な相手と適当にヤって。特別扱いなんて望まない。そのかわり、イザというときは必ずオレを頼ってくれればいい。そうすれば…オレもいつものオレに戻れるから。

―――いや、こんなマイナス思考はオレじゃない。きっとコレは熱のせいだ。悦朗はオレだから後ろも許した。絶対そうだ。

呪文のように何度も頭の中で繰り返し、瞼をゆっくり閉じる。午後の授業までまた4時間は眠れる。

悦朗がくれた熱が体中を満たし、その嬉しさで口元が綻んだ。

…そういえばキス、しそこねた。

まどろむ意識の中、中学生だったオレが嬉しそうに笑っていた。



*おわり*

ベラさんの悦朗視点はコチラ→橘悦朗・日常≠非日常(7)…萌え。

彼ら+αの詳しい学園情報はこちら→私立BL妄想学園高等部


ふたりに最後までお付き合い下さった方々に愛を込めて、そしてバリタチのケツを許して下さったベラさま、あざす!!

最初っから最後まで息切れハァハァで出来上がった会話SS、楽しすぎてバカになるかと思ったハァハァ。ウケウケしたネコじゃなく、バリタチだからこそ燃えるハァハァわけですハァハァ。

やんわりさり気なくリバフラグも勃ちました。


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その一発でヤル気全開、尻を叩いてやってください。


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コメント

熱移されて喜んでる…やっぱりMだったのですね。

投稿: ふる | 2008年5月14日 (水) 05時23分

ふるさま、こんばんわ!
最後までお付き合いくださって
ありがとうございました<(_ _)>

>>熱移されて喜んでる…やっぱりMだったのですね

そこにつっこんで頂けて嬉しいです!!
熱うつされて喜んじゃうくらい対悦に関しては
エムなんです…というか、悦朗からもらえるなら
なんでも嬉しいっていう…病気です(わたしが)

わたしの萌えをグリグリする学園なのですが、
呼んで下さる方的には…と若干不安もありましたが、
ふるさまからのコメント、嬉しかったです・゚・(ノД`;)・゚・
ありがとうございましたーーー!!!

投稿: ハナ | 2008年5月14日 (水) 21時33分

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